相続税

相続税は、遺産が多い場合に、かかる税金です。
生前莫大な資産を保有していても、その資産自体に税金はかからないのに、その人が亡くなると税金でかなりの遺産を持っていかれます。それには社会的公平を図るため、という意味合いがあります。
富の固定化や偏在化を防ぎ、富の機会均等を図るため、国が相続人の1人として遺産を受け取り、社会に還元するという仕組みです。

相続には、遺族の扶養のための財産を確保したり、配偶者の潜在的持分(共有財産)を清算する事や、受け継がれてきた家の文化的価値を承継するという意味合いがあります。

社会的公平が過ぎると社会主義的になり、労働意欲や創造意欲が無くなり、文化的ゆとりも無くなってしまいます。
ですから、相続税にはたくさんの控除があり、遺産が多い場合に限り負担することになっています。実際に相続税を支払う人は全体の4~5%に過ぎません。
どれだけ莫大な財産を相続しても、最高税率は50%です。

ちなみに、配偶者は相続を受けても税金がかからないといわれます。実際、課税されることが少ないのは事実です。この制度を配偶者控除と言います。
夫婦は助け合って生活をし、お互い被相続人が財産を作るために大きな役割を果たしています。
配偶者の老後を保障する必要もあります。
配偶者同士は同世代であることが多いため、短期間のうちに相続が2回発生し、同じ財産に相続税がかかってしまいます。こんな事情から、配偶者控除があるのです。

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