ドラゴンの歯
遺産に関する小説でおすすめなのが、「ドラゴンの歯」
アメリカの推理小説作家、エラリー・クイーンが書いた、小説です。
あらすじは、友人のボー・ラムメルと私立探偵社を設立したエラリーは、”ウォール街の幽霊”と呼ばれる財界の大物、キャドマス・コールを名乗る人物から、将来発生するであろう事件の依頼を引き受けます。
その数日後、キャドマス・コールは死亡し、ボーとエラリーは残された莫大な遺産を相続する二人の姪を捜索することになります。
何とか二人の姪を発見することはできたが、コールの遺言書には、遺産相続の条件として前代未聞の偏った価値観に基づく条件が付されていました。
巨万の富をめぐって怪事件が巻き起こる。というストーリーです。
コールの残した遺言には、「遺産を受け取るためには一生結婚してはならない」
という条件が記されています。
日本とは法律も違う上、小説の中の話なのですが、相続条件としてこんな指定をするケースがあるとすれば興味深いですね。
遺産相続という制度が、結婚制度を前提としたものであるので、それを否定する目的で使用されるとなると、本末転倒とも言えるかもしれません。
現実でも、遺産問題でもめる事はめずらしくない話です。
財産をめぐって親族同士で争うのはとても哀しいですが、実際その時になるとわからないものです。最近は、遺産を引き継いで得をする人達よりも、借金などのマイナスの遺産があるため放棄したりと、時代とともに遺産をめぐる問題も変わっているようです。
